新型コロナウイルス収束の鍵と期待されるワクチン。政府は海外の大手製薬会社から早期に大量調達しようと動いている。日本免疫学会長などを務めた大阪大免疫学フロンティア研究センターの宮坂昌之招聘教授は、コロナはワクチンが作りにくい厄介なウイルスだと指摘し「国内で慎重に臨床試験をしないと効果は確かめられず、期間を短縮すると重大な副作用を見逃す恐れもある」と警鐘を鳴らす。(森耕一)
◆抗体できても役に立たない場合も
宮坂さんには苦い経験がある。かつて研究で飼育していたマウスの間で、コロナウイルスの大量感染が起きた。「調べると、感染したマウスは抗体を作るが治らない。免疫を回避する能力の高い厄介なウイルスだと思った」と振り返る。
ワクチン開発で世界のトップを走る製薬会社は、バイオテクノロジーを駆使する「遺伝子ワクチン」という技術を活用。「接種したら抗体ができた」と効果を発表している。宮坂さんは「遺伝子ワクチン技術は有効である可能性が高い」と認める一方、「できた抗体の量が十分かどうかも分からない。コロナの場合、抗体ができても役に立たない場合がある」と指摘する。
◆「悪玉抗体」が作られる恐れ
それどころか、感染時にかえって病気を悪化させる「悪玉抗体」が作られる恐れがあるという。悪玉抗体がウイルスと結びつくと、全身の免疫細胞の1種が感染してしまう。抗体依存性免疫増強(ADE)と呼ばれる症状だ。新型コロナに近いSARSの動物実験で確認されており、宮坂さんは「コロナウイルスが手ごわい理由」と話す。
こうした副作用を防ぐため、ワクチン開発ではまず動物実験から始め、次に少人数の接種、最後は数千~1万人規模で接種して効果と安全性を調べる必要がある。ADEは個人差も大きく、宮坂さんは「安全性や予防効果は、大規模な接種から1年程度経過しないとわからない」とみている。
海外の臨床試験で承認されたワクチンが、すぐに国内でも承認される可能性が高い。宮坂さんは「過去には海外の承認薬をそのまま国内で使って重大な副作用が起きた例がある。人種差もあるので国内で試験をするべきだ」と訴える。
◆手順を踏まずに接種をすれば人体実験に
開発を急ぐあまり、試験に時間をかけない動きには「きちんと手順を踏まずに接種をすれば人体実験になってしまう。効果の低いワクチンで安心し、かえって感染を広げることも。効いたらもうけものだという考えではだめ。有効なワクチンの開発には2年はかかるだろう」と指摘する。
2020年8月8日 05時50分 東京新聞
https://www.tokyo-np.co.jp/article/47729
俺は打たないから全世界の人間が実験体なんだよ
ワープスピード計画やぞ
全員感染して生き残ったのが、新人類ってことで。
って事か。
共存するしかないのかな
そのメカニズムわからんと
20200808 NHK NEWS by.AK(15:00)
ワクチン 1月から国内供給で体制整備へ
〔供給の見通し明らかに〕
英(イギリス)製薬大手アストラゼネカ社と
オックスフォード大学が開発中のワクチン
〔(この)開発中のワクチン〕
日本国内では今月から臨床試験を開始 供給に向けた体制を整備
〔厚生労働省〕
”開発が順調に進めば来年の1月から3月にかけて最初の供給を行えるよう
体制を整備してゆく方針”だということです」
「最初の3か月で まず3,000万回分が供給され 最終的には あわせて
(計)1億2,000万回分が供給されるということです」
「国内でのワクチン供給の見通しが 具体的に明らかになるのは初めてです」
「1人あたりの接種が必要な回数は1回か2回になる予定で
ワクチンが何人分に相当するかは 決まっていません」
引用元: ・【コロナ】ワクチン開発、急ぐべきでない 感染したマウスは抗体を作るが治らない 免疫学の第一人者が警鐘 [ばーど★]