僕はあれ、正しいと思うんです。たぶん、伊丹さんにとっての不幸は、蓮實重彦さんに出会ったことだったんじゃないかな。」
編集者「伊丹さんは、最近、観た映画を蓮實さんに報告するのですが、それはまるで小学生が夏休みの宿題を先生に見せているような微笑ましい光景でした。
それこそ「蓮實信者」というくらい蓮實さんに傾倒していたんですね。『お葬式』のときの僕のインタビューでも「この窓のシーンはマルコ・ベロッキオに捧げてるんです」とか言うわけです。
でも、あの頃、ベロッキオの映画は一本も日本に入ってきてなくて、伊丹さんも観ていないんですよ(笑)。
ただ、蓮實さんの批評だけ読んで心酔しているうちはよかったんだけど、伊丹さんは自身、映画を撮る側にまわってしまった。
そして、『お葬式』の初号試写で、蓮實さんは「最低です」ってはっきり言ってしまう。
一番、誉めてほしい人から、それを言われるのは残酷な光景ですよね。しかも、映画は大ヒットだったでしょう。だから、なおさら彼としては分裂してしまったんじゃないかな」
黒沢清「明らかに伊丹さん自身、どんどんシニカルになっていきました。
どこかに自分の映画を褒める人間はみんなバカだという軽蔑があり、どんなに褒められても、お金が儲かっても嬉しくない。
虚ろな印象がどんどん強くなってゆきました。中では「タンポポ」は作家伊丹十三として自分の本質を出したという印象があり、
かなり批判はされたものの、これで清々したという作品でしたね。
これは誰もわからないだろうけどそれでいいんだ、という余裕がまだあったんですが」
1位 トマト 658票
2位 ヨーグルト 596票
3位 納豆 578票
4位 ブロッコリー 514票
5位 りんご 502票
6位 青魚 485票
7位 しいたけ 439票
8位 大豆 396票
9位 のり 392票
10位 わかめ 380票
https://prtimes.jp/main/html/rd/amp/p/000000030.000010134.html
それで、試写室の出口に伊丹さんが来ていて「どうですか」って言うから、正直に「最低です」と言って別れました。
たぶん、それが彼と言葉を交わした最後だと思う。その後も、彼の作品は全部見てますよ。 けれど、ひとつとしていい場面の撮れない人だったと思う。キャメラが助けてないし、
あんなにいいショットがない映画って珍しいと思います。
それから、どうも劇の構造が全部面白くない。
伊丹父子、万作と十三のふたりは、作品の質とは無縁に評価されている点で同じだと思います。
伊丹万作って、今見られるものでは面白いものはひとつもない。
つい最近有名な、『国士無双』の断片を見たんですけど、全く駄目だった。
なぜあんなに皆が面白いというのか理解できませんでした。まったく演出のできない、
いいショットのひとつもない人だと思います。
それこそ蓮實信者だったら明白だと思うけどなw
深く考えすぎだ
天才はこれだから
伊丹映画は見るまでもなく無条件に貶して良いみたいな雰囲気だったわ
逆に塩コショウしか味付けがなくても映画に徹していれば意外に甘い評価もする
1.お葬式 伊丹十三
2.Wの悲劇 沢井信一郎
3.瀬戸内少年野球団 篠田正浩
4.麻雀放浪記 和田誠
5.さらば箱舟 寺山修司
6.おはん 市川崑
7.風の谷のナウシカ 宮崎駿
8.伽倻子のために 小栗康平
9.廃市 大林宣彦
10. チ・ン・ピ・ラ 川島透
でも伊丹自身は蓮實に褒めてもらいたくてそういう映画を作ったつもりだったのが不幸の始まりということでしょ
つまり今で言うと佐藤健が映画監督になるようなもの
そう考えると役者時代から先生と仰いでたなら仕方ない
映画撮ってるわけでもなく評論家くんだりが何を偉そうに
今の日本がこんな有様になってるハズが無い
今の東大なんて左翼の利権でしか無い
ゴムデッポウ
お葬式
タンポポ
マルサの女
マルサの女2
あげまん
ミンボーの女
大病人
静かな生活
スーパーの女
マルタイの女